あきた平成から新時代へ:自然災害 冷害に台風、被害甚大

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
記録的大雨で雄物川(写真下側)が氾濫し、住宅や田畑が広範囲で浸水した=2017年7月23日、大仙市(国土交通省提供)
記録的大雨で雄物川(写真下側)が氾濫し、住宅や田畑が広範囲で浸水した=2017年7月23日、大仙市(国土交通省提供)

 濁流が家屋や田畑を次々とのみ込み、一帯が川のようになった。2017年7月22、23日、県内を襲った記録的大雨は雄物川とその支流の氾濫をもたらし、甚大な浸水被害を与えた。各地で土砂崩れも発生し、被害額は311億円(暫定値)に。流域はその後1年間でさらに2度の大雨と氾濫・浸水に見舞われ、県民に自然の猛威を見せつけた。

 平成の30年間、本県を襲ったさまざまな自然災害。被害額が最大だったのは1993年の冷害で、632億円は2017年7月の大雨の約2倍に当たる。春先から異常低温と日照不足が続き、本県のコメの作況指数は戦後最低の83を記録。中山間地を中心にコメが実らず、県北部は69に落ち込んだ。当時の秋田魁新報は「青々とした直立不動の稲を刈り取った」「収穫は皆無で借金を払えない」などと農家の苦境を伝えた。

(全文 1600 文字 / 残り 1248 文字)

この連載企画の記事一覧

秋田の最新ニュース