秋田明治の建物:北野小休所(秋田市金足) 当主の思い、銀天井に

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明治天皇巡幸時の休憩所として1881年に建てられた北野小休所。天皇の部屋の真上に寺院を思わせる屋根がのっている
明治天皇巡幸時の休憩所として1881年に建てられた北野小休所。天皇の部屋の真上に寺院を思わせる屋根がのっている

 明治天皇は1881(明治14)年9月11日から12日間を費やして県内を北から南へと視察旅行(巡幸)した。宿泊所は「行在所(あんざいしょ)」、途中立ち寄る休憩所は「御野立所(おのだてしょ)」や「小休所(おやすみどころ)」と呼ばれ、その場を提供できることは地元名士にとって名誉なことだった。

 旧奈良家住宅(秋田市金足、県立博物館分館)の敷地には、小休所がほぼ当時の姿で残っている。旧金足村の豪農奈良茂が、羽州街道(現在の国道7号)に面した同村北野(現潟上市昭和大久保)に新築した建物だ。明治期後半に街道沿いから屋敷の一角に移築され、1987(昭和62)年に敷地の西端に再移築された。後に他の建物とともに県に寄付され、「北野小休所」として一般公開されている。

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旧奈良家住宅(北野小休所)

所在地 秋田市金足大字小泉字上前8
休館日 毎週月曜日、年末年始
見学時間 4月1日~10月31日は午前9時半~午後4時半
     11月1日~3月31日は午前9時半~午後4時
入館料 無料
問い合わせ 旧奈良家住宅(県立博物館分館) TEL018・873・5009

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