「感謝しかない」 秋田市広面の大吉食堂、半世紀の歴史に幕

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店主のタミさんは最後の夜も笑顔でもてなした
店主のタミさんは最後の夜も笑顔でもてなした

 1973年の創業から約半世紀にわたり地域住民に愛されてきた秋田市広面の大衆食堂「大吉食堂」が20日、惜しまれつつ閉店した。最後の夜には常連客らが集まって「お別れ会」を開いた。店主の中嶋タミさん(80)は「地域の人たちのおかげで今まで続けてこられた。本当にありがたかった」と語った。

 もともとは夫の勇さん(故人)と夫婦2人で店を切り盛りしてきたが、9年前に勇さんが他界。一度は店を閉めようと考えたが、「ここがなくなったら居場所がなくなってしまう」との常連客の声が相次ぎ、その後も営業を続けてきた。

 しかし、最近は長時間店に立ち続けることがつらくなり、2カ月ほど前に腰を痛めたこともあって、悩んだ末に店を畳むことにした。

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