ROAD TO 東京:カヌー・佐々木翼 ベテランに気負いなし
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仙北市角館町南部の大威徳橋上流の玉川。2月中旬の真冬の寒さの中、カヌー・スラローム男子カヤックシングル(K―1)で東京五輪出場を狙う佐々木翼(36)=鶴の湯温泉=は、素手で握ったパドルを黙々とこいでいた。
角館高1年の時にナショナルチーム入りし、20年間メンバーに名前を連ね続ける。国内を転戦するジャパンカップで総合優勝14度。長く国内トップクラスの競技力を維持していながら、五輪には縁がない。