秋田県産ウイスキー、70年ぶり復活へ 蒸留実験が大詰め

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100リットル規模の発酵液を蒸留するポットスチル(左)。加熱すると上に延びた管を通って右下のガラス容器に蒸留液がたまる
100リットル規模の発酵液を蒸留するポットスチル(左)。加熱すると上に延びた管を通って右下のガラス容器に蒸留液がたまる

 官民共同の秋田県産ウイスキー開発に取り組む県総合食品研究センターは25日、100リットル規模の蒸留実験を秋田市新屋の同センターで行った。実験は昨年8月から繰り返し行われ、これまでの5リットル規模から一気に拡大。樽(たる)詰め前の蒸留実験が大詰めを迎えた。2020年の蒸留所稼働、23年の初出荷に向け、準備は順調に進んでいるという。

 センターによると、県内では1940年代半ばから50年代初めまで酒造会社がウイスキーを製造していた記録があるものの、日本酒に専念するため製造は途絶えている。今回は飲食事業を全国展開するドリームリンク(秋田市)とセンターの共同開発。県産ウイスキーが商品化されると約70年ぶりとなる。世界的に日本の国産ウイスキー人気は高く、本県のウイスキーも注目されそうだ。

 本県で開発を目指すのは当面モルトウイスキーで、主な原料は二条大麦、酵母、水。センターが桜の花びらから分離した天然酵母「秋田美桜酵母」を用いるなど、県産の原料にこだわる方針だ。

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