春の有毒植物に要注意 スイセンとニラ誤り食中毒、死亡例も

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「ニラ苗」と表示して販売されていたスイセンの苗(秋田市保健所提供)
「ニラ苗」と表示して販売されていたスイセンの苗(秋田市保健所提供)

 秋田市で今月、有毒のスイセンがニラと誤って販売され、購入して口にした市内の60代女性が食中毒を発症した。有毒植物による食中毒は例年春先に発生し、県内では過去に死者も出ている。山菜シーズンの到来を前に、県は「見ただけでは区別が難しいものもある。十分に注意してほしい」と呼び掛けている。

 秋田市保健所などによると、女性が食べたのはスイセンの葉の部分。食べて間もなく嘔吐(おうと)し、保健所に連絡した。スーパーの産直コーナーで購入した苗が、ニラと表記されていたにもかかわらず、実はスイセンだったという。

 植物の生態に詳しい東京都薬用植物園の中村耕主任研究員は、スイセンの葉はニラと似ており、「見て判別するのは難しい」と説明。スイセンが無臭なのに対し、ニラは特有の匂いがあるため、「匂いを確かめると分かる場合がある」と話す。

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