短歌と暮らす:就活を詠む 自分って、何だろう?

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大学の卒業式を終えた加藤さん
大学の卒業式を終えた加藤さん

 県内に暮らす短歌の詠み人を訪ね、思いを聞きます。

 ◇  ◇

 一人にはしないでください街中の非常用ボタンを押しそうだから

 加藤菜々(潟上市)


 これは失恋の歌だろうか。張り裂けそうな思いを詠んだ歌ではないだろうか。そう思って作者の加藤菜々さん(22)を訪ねたところ、記者の誤解だと分かった。この歌は恋の歌ではなく、加藤さんが就職活動中の思いを詠んだものだった。

 「よく『社会の役に立つ人になれ』と言うけれど、自分は何の役に立てるんだろう?

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