県内大学の研究から[秋田大大学院・浅野朝秋准教授]認知症リハビリの回想療法
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アルバムで若い頃の写真を見ると、楽しかった記憶がよみがえり、それを誰かに話したくなる―。そんな効果を利用するのが「認知症リハビリの回想療法」だ。写真には「山や川でいつも遊んでいました」「近所の川では網を仕掛けて魚を取りました」「栗はいろりの灰に入れておくと、とてもおいしく焼けるのでした」など短い文章が添えられ、記憶を刺激する。
回想療法は日本で30年以上の歴史を持つが、施設などでグループ単位で行うのが長い間一般的だった。認知症高齢者一人一人を対象に、ごく個人的な出来事を組み込んだ方法が研究されるようになったのは、ここ10年ほどのことだという。
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