時代を語る・千田宏二(7)就農、コメ作りに熱中

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八幡神社の祭りに参加(後列右端)
八幡神社の祭りに参加(後列右端)

 高校の卒業と同時に就農しました。誰も農家を継ぐ者がおらず、仕方なく。昭和31(1956)年春のことです。本当は進学したかったんです。農業の指導者になりたくて。貧乏だったから仕送りは期待できないし、奨学金も調べたりしましたが、やっぱり無理だなあって思って。

 それでもあっさりと諦めたくなくて、就農後少ししてから東京農大の通信制に入ったんです。何でもいいから勉強したかったんでしょうな。専攻は農業土木と簿記でした。東京に年に1回か2回行かなければならないのが負担だったため、途中で辞めてしまいましたが、集落の果樹共同防除組合や農業構造改善事業の事務仕事などで簿記は役立ちましたね。

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