地方点描:三関せり[湯沢支局]

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 スーツ姿の生産者たちの表情は一様に誇らしげだった。湯沢市のホテルで開かれたJAこまち三関せり出荷組合の「販売額1億円達成記念祝賀会」。来賓を含め約60人の出席者が、労をねぎらい合いながら美酒に酔った。

 三関地区のセリ栽培は江戸時代に始まった。市史に掲載されている「三関村農会誌」によると、当初は、せきの傍らに生えていた天然物を食べていたが、次第に採れなくなり栽培するようになったという。出荷組合の奥山優一組合長(64)は「(貧しい農村のため)昔は嫁に出すなと言われた地域。それが今では冬のセリ、夏のサクランボと、いい循環で営農ができるようになった。先人のおかげ」と感謝を口にする。

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