草の根運動×組織的戦い 大館市長選、対照的な戦いぶり

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 秋田県内の統一地方選後半戦で最も注目される大館市長選(21日投開票)は、激しい選挙戦が繰り広げられている。元女性誌編集長で、同市長選初の女性候補である新人と、市議、衆院議員秘書を経て再選を目指す現職による一騎打ち。草の根運動と組織戦で、戦いぶりは対照的だ。

 「オール市民党」を掲げる麓(ふもと)幸子候補(57)は、中学、高校、大学時代の同期生や同級生を中心とした後援会組織「ふもと幸子と秋田おばこの会」を支持母体に、政党などの支援に頼らない草の根の運動を展開する。

 古里を「100年後も栄えるまち」にするのが公約の柱。最重要課題に人口減少対策を掲げた。出版社勤務時代に培った企業とのパイプを生かした企業誘致と産業振興、2児を育て上げた経験を生かし、子育て支援などに取り組むとしている。遊説では要所で選挙カーを止め、政策を訴えたり有権者に走り寄って握手を求めたりして支持拡大に懸命だ。

 一方、福原淳嗣候補(51)は現職の強みを生かし、組織的な戦いを展開する。告示日の14日、同市向町の選挙事務所前で行われた出陣式には、自民党の本県選出国会議員や地元県議、観光振興で連携する県内市町の首長ら9人が駆け付け、福原候補の両脇にずらりと並んだ。

 「(国や県などと)力を合わせられる人物でないと政策を実現できない」「市政を前に進める大事な時に、振り出しに戻してはならない」。約30分間にわたって次々と応援演説し、パイプの太さを印象づけた。16日の遊説には地元県議2人が同行した。

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