高齢者の1人暮らし増加へ 孤立、どう防ぐ

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 2040年に秋田県内世帯の半分以上は世帯主が65歳以上の高齢者世帯となり、その3分の1超は1人暮らしとなる―。国立社会保障・人口問題研究所が19日、こんな将来推計を示した。少子高齢化が進む中、高齢者の孤立をどう防ぐかは大きな課題だ。家族のつながりや行政サービスに加え、地域による支え合いの必要性が高まっている。

 「楽しみはテレビだけ。認知症にならないか心配だ」。男鹿市の男性(86)は不安をにじませる。

 9年前に妻を亡くし、1人暮らし。それまで台所に立つことがなかったため、日々の食事の準備には今も頭を悩ませる。今年1月には運転免許証を返納。買い物や通院は近くの親類の車に頼っている。介護保険サービスは利用していないが、足腰の衰えを感じることが多くなった。「何とか健康を保ってきたが、この先どうなるか考えられない」

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