内陸線観光路線化の軌跡(5)秋田内陸縦貫鉄道・吉田社長に聞く

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秋田内陸縦貫鉄道・吉田裕幸社長
秋田内陸縦貫鉄道・吉田裕幸社長

 利用者減少により一時存廃の岐路に立たされた秋田内陸線は観光路線化を進め、外国人客の増加など明るい兆しも見えているが、依然厳しい経営が続く。運営する秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)の吉田裕幸社長に、課題や展望を聞いた。

 ―経営の現状は。

 吉田 通勤・通学の定期利用の減少に歯止めがかかっていない。定期外利用は外国人客が伸び、2018年度は2年連続で前年度を上回る見込みだ。ただ、利用区間が短く収益への貢献は限定的で、利用者数全体の押し上げには至っていない。赤字は毎年1億9千万円台。安全安定輸送を維持できるぎりぎりの線まで経費を圧縮している。

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