モジャ:連戦連敗のアウェー…谷口主将の言葉に報われる

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強豪・栃木に惜敗したレギュラーシーズン最終戦
強豪・栃木に惜敗したレギュラーシーズン最終戦

ピンクモジャのアウェー・ブースター通信(26)

 栃木ブレックス78対秋田ノーザンハピネッツ73。平成最後のハピネッツレギュラーシーズンは、5点差という惜敗で幕を閉じました。体調不良で休んだ千葉の1試合を除き、2月以降の全アウェーに参戦した私ですが、観戦成績はまさかの全敗。私の主戦場である関東での上位チームとの試合では、一縷の望みを抱いて出かけては暗い顔をして帰ってくるのがルーティン化し、阪神ファンの夫に「いちいち負けて泣いてたら身がもたないよ!次だ次!」と謎の喝を入れられる日々でした。

 しかし、B1残留を決めたホーム最終戦。谷口キャプテンの挨拶ですべてが報われた思いです。「常に会場にはピンクの人たちがいて、それを見て僕たち『ああ、ここはホームかもしれんな』と勘違いするぐらいの勢いで応援して下さって、本当に心強かったです」。そう、ホームの雰囲気を少しでも再現できたら、というのが私の願い。秋田から遠く離れた滋賀でも、愛知でも、そして関東でもピンクの熱を選手たちが感じてくれていたのであれば…こんなに嬉しいことはありません。2月下旬に自宅階段から滑り落ち右足の小指を骨折したままの私ですが、骨を折って遠征に通った甲斐があったというものです。

試合で打ちのめされ、グルメに慰められ

 B2に降格している間にB1上位チームとの差が広がったことを思い知らされ、打ちのめされた一方、新たな食との出会いに心踊らされたシーズンでもありました。新潟では、五十嵐圭選手にちなんだローストチキン入りの「けいサンド」、名古屋では甘みの強いお肉たっぷりの「知多牛肉まん」と各地でアリーナグルメを堪能しました。特に思い出深いのはシーホース三河の恒例の餅まきに調味料(きな粉、醤油パウダー、海苔)を持参し、アレンジレシピを楽しんだことです。周りの秋田ブースターにも配りましたがなかなか好評でした。ツイッターで三河の“公式風”キャラのタツヲにも「半端ない」と言わしめたのも密かな自慢です。来季は保温ポットにあんこを入れて持っていこうっと。

三河のホーム会場で観戦仲間のシンさんが頬張っているのは醤油海苔巻き

 ラストアウェーとなった今回の栃木戦も勝って終わることはできませんでしたが、栃木の「食」を楽しみ、充実した旅になりました。今季3度足を運んだ宇都宮で、私がハマったのは栃木の三つ星いちごと呼ばれる「スカイベリー」。ブレックスに叩きのめされるとわかっていても毎回栃木へ向かったのはスカイベリーのためと言っても過言ではありません。敗戦の悲しみを抱えて乗る新幹線で、私を癒してくれた甘くてジューシーな大粒いちご、忘れられません。

 ホーム参戦は、開幕の琉球戦と年末の三遠戦のみ。その分関東在住の仲間と集まって動画で観戦していました。秋田から遠く離れた私たちに、ネットのライブ配信でホームの熱狂を届けてくれたAKT竹島アナ、本当にありがとうございます。情熱のフラアゲポエム、来シーズンも楽しみにしています。観戦のお供に毎回用意していたのは「バモスケーキ」。ホールのケーキを購入し、チョコプレートに「バモス」と入れてもらう。それだけなのですがこれがあると妙に盛り上がるのです。ケーキ屋さんに必ず「え!?バモス?本当に?」と聞き返されるのはなかなか恥ずかしかったですが、欠かせない観戦アイテムでした。

ペップまさかの退場!!メッセージボードの行き場は…

 こんな風に負けてもそれなりに楽しんできた今シーズンでしたが、最大の心残りはペップHCに感謝の気持ちを伝えられなかったこと。ブースター感謝祭に参加できない私にとっては、レギュラーシーズン最終日が、今季ペップに会える最後の日でした。メッセージボードを用意し、試合の終了とともに掲げる予定でしたが、ペップは4Q途中でまさかの退場。行き場を失ったボードの成仏のために、このコラムで公開させてもらいますが、どこかでペップの目にとまることを祈ってます。

ペップHCに感謝の気持ちを伝えるはずだったメッセージボード

 またこの試合では、転倒した相手チームの選手を保岡選手がまたぎ、テクニカルファウルを宣告されるという場面がありました。試合終了直後に保岡選手は相手に声を掛け、4日後にはクラブを通じて反省のコメントが出されましたが、これは県民球団として、そしてそこに身を置く選手として、適切な対応だったと思います。思い返せば去年は逆の立場で同じような行為がありましたが、どんな事情があるにせよ、スポーツマンシップ、相手への敬意を欠いた行動は許されません。あの時、会場では「リュート!そいだばダメだ!」という声があちこちから上がりました。過ちを真摯に受け止め、2度と繰り返さないという姿勢は、ハピネッツブースターが一番望んでいたことでしょう。リュート、人をまたいではいかん!またいでいいのはまずい魚だけです。これからのあなたに期待します。

 思うような結果が出ず、最後までもがき続けた2018-19シーズン。しかし偶然の要素があったとはいえ、Bリーグの歴史で初めて、B1昇格からの残留を決めたことは、誇っていいはずです。個人的には、HC含めこの顔ぶれで来シーズンも戦ってほしいと願っています。今季なかなか芽の出なかったオフェンスシステムが、来季には開花しそうな予感がするのです。上り調子の若いチームに、シーズン最終日の前日に帰化が発表されたニカ・ウィリアムス選手が加わったらどんなケミストリーが生まれるのか。今からワクワクが止まりません。来季に向かって、力強く叫びたい。バモス!

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