平成のふるさと創生1億円はいま… 自治体で明暗分かれる

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「村営居酒屋」として話題を呼んだフォーラムハウス=2001年(上)と、跡地は駐車場と体育館になっていた=4月23日
「村営居酒屋」として話題を呼んだフォーラムハウス=2001年(上)と、跡地は駐車場と体育館になっていた=4月23日

 平成が始まったころ、地域おこしのためとして、使い道を限らない1億円が国から全国の市町村に配られた。竹下登首相(1987~89年在任)による「ふるさと創生事業」。当時、秋田県の全69市町村も1億円を使い、さまざまな施設整備や産業振興を進めた。約30年を経てどうなったか、地域にどんな遺産が残されたか―。平成が幕を下ろそうとする今、一大事業を振り返った。

 「村営居酒屋」として全国の注目を集めた白亜の建物は跡形もなく、体育館と駐車場ができていた。旧仙南村の中心部、美郷町飯詰地区。町教育委員会に勤める男性は「立派な施設だった。昔はよく足を運んだが…」とつぶやいた。

 県内で目立ったのが温泉開発。少なくとも20を超す市町村が調査や再開発に乗り出した。大潟村では源泉が見つかり、1991年に村温泉保養センター「ポルダー潟の湯」がオープン。村によると、客足はピーク時の3分の1だが、今も黒字運営で、観光拠点として欠かせない存在だという。

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