1億円、30年で結実した例も 小坂のワイン、能代のバスケ

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産地として注目度が高まっている小坂町のワイン用ブドウの畑=2018年9月
産地として注目度が高まっている小坂町のワイン用ブドウの畑=2018年9月

 平成が始まったころ、地域おこしのためとして、使い道を限らない1億円が国から全国の市町村に配られた。竹下登首相による「ふるさと創生事業」。秋田県内でもその1億円創生事業でまいた種が、30年近くを経て結実した例もある。

 小坂町は創生資金の一部でブドウの試験圃場を整備し、さまざまな苗木を購入。品種の選抜を重ね、ヤマブドウ交配品種の有力産地になった。2017年には町内に待望のワイナリーが完成。国内で栽培したブドウを100%使用し、醸造まで一貫して行う「日本ワイン」が話題になる中、熱い視線が注がれる。

 1億円の中から基金を創設して人材育成に充てるなどソフト事業で活性化につなげた例もある。旧能代市はバスケットボールの強豪・能代工業高校のイメージを生かし、基金の運用益でまちなかにリングを設置するなど「バスケのまち」づくりを進め、全国的に話題に。全国規模のバスケ大会の会場になる市総合体育館の整備にも役立てた。

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秋田魁新報電子版・連載企画