「釜ケ台番楽」慣習変え伝統継ぐ 保存会若手、結婚式で披露

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練習会で新たな技の習得に励む若手メンバー
練習会で新たな技の習得に励む若手メンバー

 秋田県にかほ市の釜ケ台地区に伝わる「釜ケ台番楽」保存会の若手メンバーが今年、お盆前の一定期間しかできないと定められた番楽の練習に2月から取り組んだ。舞や演奏の新たな技術を習得して今月27日、メンバーの結婚式で披露した。慣習を変えて学んだメンバーは「練習するだけ完成度を高められる。経験になった」とする。

 釜ケ台番楽はお盆の時期に地区内で披露されるが、お盆前の1カ月間しか練習できない決まりになっている。だが、1カ月では十分な練習時間を確保できないとして、近年のメンバーは新たな技術を習得するのが難しい状況が続いていた。

 メンバーの一人、齋藤将平さん(28)が4月に結婚式を挙げることが決まり、若手有志が式で番楽を披露しようと練習会を企画。慣習を変え、2月から練習を重ねた。メンバー6人が、舞い手や笛、太鼓、歌、かねなどそれまで得意としてきた分野以外の技の習得に挑戦した。

 佐藤渓輔さん(32)は「練習時間の短さは前から課題だった。せっかくの機会に若手だけで完成度の高い番楽を披露したいと思い、練習会に踏み切った」と語る。

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