時代を語る・千田宏二(21)台風19号の爪痕、今も

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台風19号で落ちたリンゴ=平成3年秋
台風19号で落ちたリンゴ=平成3年秋

 各地で大きな暴風被害をもたらした平成3(1991)年の台風19号。収穫期に入った9月28日、「ふじ」や「ジョナゴールド」など中(ちゅう)・晩生(ばんせい)種が多く落果し、加工用にもなりませんでした。それでも平鹿果樹農協((平)=まるひら)の出荷量は、前年に比べ82%に食い止めることができました。壊滅的だった青森県などと比べれば、その年の損害は軽かったのです。

 増田では台風の風は南側から吹いてくるけれど、山がそれを防ぐんです。また、雪が深いと病害虫が越冬できずに死んでしまうと聞いたことがあります。そこまで見通していたかどうかは分かりませんが、ここをリンゴ産地に選んだ先人たちは、すごかったんだなあと改めて感じました。

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