参院選公示まで2カ月 秋田県選挙区、野党一本化の動きも

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国会議事堂(資料写真)
国会議事堂(資料写真)

 7月4日公示、21日投開票の日程が有力視される参院選は公示まで約2カ月に迫った。秋田県選挙区(改選数1)は自民党現職の中泉松司氏(39)、共産党新人の藤本友里氏(39)、無所属新人の寺田静氏(44)の3人が立候補を予定。野党には候補者の一本化を模索する動きがあり、調整が実現するかどうかが最大の焦点だ。

 自民党は先月、本県選挙区を、厳しい戦いが予想される「激戦区」に追加指定した。もともとは「警戒区」の位置付けだったが、今年2月に立憲民主、国民民主、社民の野党勢力が寺田氏の擁立を決めたことが背景にあったとみられる。寺田氏は寺田学衆院議員(無所属、比例東北)の妻。自民党県連幹部は「厳しい選挙戦を覚悟している。しっかり態勢を組む」と気を引き締める。

 野党には現職に対抗するため、1対1の構図に持ち込むことが不可欠との論がある。藤本氏、寺田氏を擁立した各党県組織は候補者一本化の可能性について中央政界の判断の行方を注視してきたが、ここにきて新たな動きも出始めた。

 立民、国民、社民の3党県組織と連合秋田などは先月、寺田氏の支持母体となる政治団体「あきたの笑顔をつくる会」を設立。事務局長を務める寺田学議員は取材に対し「野党系候補が分かれている状態だが、これを共闘の形に持っていけないか話をしたい」と述べ、連休後に共産党県委員会と協議をしたい考えを示す。

 同党県委員会の米田吉正委員長も「政党間協議の下で、県民が納得する共通政策をつくることが大切」と協議に前向きな姿勢だ。結果次第では戦いの構図が一変する可能性もある。

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