遠い風近い風[小玉節郎]季節の風情、和菓子

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 広告制作の仕事で全都道府県に行くことができた。「通過」は数えず、その地で1泊以上した場合をそこに行ったということにした。取材は相手の都合に合わせるので、どうしても時間に空きが出てしまう。その時間を、個人的な取材に充てることを思いついた。

 日本中の「市」は大部分が元城下町。そこには江戸期に藩の御用達として、藩の冠婚葬祭の菓子を担っていた店がある。今も存続している老舗和菓子屋であり、名店のことが多い。明治以降もケーキに移行することなく、和菓子を作り続けている。

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