県内大学の研究から[秋田公立美術大・熊谷晃准教授]能代春慶塗
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〈秋田名物 八森ハタハタ 男鹿で男鹿ブリコ 能代春慶 桧山納豆 大館曲げわっぱ〉
民謡「秋田音頭」のお国自慢にも登場する能代春慶は、黄金色に輝く塗り肌が魅力だ。飛騨春慶(岐阜県)、粟野春慶(茨城県)と共に「日本三大春慶塗」に数えられるが、2010年に最後の職人が亡くなり、江戸時代から「一子相伝」とされた技法は途絶えた。しかも秘伝書などは存在しないという。
以来、新作が生み出されていない能代春慶。その技の再現を目指して試行錯誤を重ねているのが、秋田公立美術大ものづくりデザイン専攻の熊谷晃准教授(48)だ。02年に秋田公立美術工芸短大の講師となったのを機に、独自に研究を始めた。
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