鹿角出身・阿部さん作曲、組曲「鹿角」 12日、埼玉で初演

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あおぞらハーモニー吹奏楽団の定期演奏会に向けた練習で指揮する阿部さん=埼玉県川越市東部地域ふれあいセンター
あおぞらハーモニー吹奏楽団の定期演奏会に向けた練習で指揮する阿部さん=埼玉県川越市東部地域ふれあいセンター

 秋田県鹿角市八幡平出身の元中学教諭で、指揮者の阿部和博さん(63)=埼玉県川越市=が作曲した吹奏楽の組曲「鹿角」が12日、同県富士見市民文化会館で行われる市民楽団の定期演奏会で初演される。今回は前奏曲「郷愁」を披露する予定。阿部さんは「古里を思う気持ちは誰もが持っている。『望郷の念』を感じてもらえればうれしい」と話す。

 阿部さんは八幡平中時代、3歳上の兄を追って吹奏楽部に入部。もともと音楽を聴くのが好きで、自宅が学校のすぐそばだったため、全体練習が終わっても残り、学校にあるレコードを片っ端から聴いたという。特に聴いたのが、哀愁を帯びたフルートの音色が特徴のJ・S・バッハ「管弦楽組曲」第2番。中学ではパーカッションを担当したが、この曲の影響で花輪高ではフルートへの転向を志願し、卒業後は首都圏の音楽専門学校に進んだ。

 1977年、埼玉県の教員に採用。2016年に定年退職するまで同県の中学校で吹奏楽部の顧問を長く務め、全国大会に導くなど実績を残した。「自分が中高生だった頃、練習で顧問の不在時に指揮を任された経験が生きた」と話す。現在はさいたま市消防音楽隊の楽長を務める。

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