直木賞作家の阿部牧郎さん死去 10代を鹿角、大館で過ごす

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かつて在学した大館鳳鳴高の甲子園初戦を見守った阿部牧郎さん
かつて在学した大館鳳鳴高の甲子園初戦を見守った阿部牧郎さん

 風俗や推理、スポーツ、恋愛など娯楽性あふれる小説を著した直木賞作家の阿部牧郎(あべ・まきお)さんが11日午後11時33分、急性肺炎のため大阪府茨木市の病院で死去した。85歳。京都市出身で、10代の大半を秋田県鹿角、大館両市で過ごした。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、しのぶ会を開く予定。喪主は妻映子(えいこ)さん。

 父の実家が八幡平村(現鹿角市)にあった縁で、戦時中に花輪町(同)に疎開し、小学5年から高校卒業まで花輪町や大館町(現大館市)で過ごした。京都大卒業後、民間企業に勤務しながら執筆を始め、1967年に専業作家に。68年の「蛸と精鋭」で直木賞候補となった。以降、繰り返し同賞候補となり、88年に8回目の候補作「それぞれの終楽章」で受賞を果たした。

 直木賞受賞の88年3月、鹿角市初の市民栄誉章を受章した。

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