裁判員裁判10年(上)経験者 裁く責任、重さを実感

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
裁判員を務めた女性は裁く立場の責任を感じたと語った
裁判員を務めた女性は裁く立場の責任を感じたと語った

 市民が刑事裁判に参加する裁判員制度が21日で施行10年を迎える。秋田地裁では55人の被告が裁かれ、県民437人が裁判員や補充裁判員を経験した。裁判員は法廷で何を感じ、判決に市民感覚はどう反映されたのか。この10年で浮かび上がった傾向や課題を探った。

 ◇  ◇

 「犯行を記録した車載カメラの証拠映像を今も鮮明に覚えている」。2016年11~12月、由利本荘市の女性(66)は秋田地裁で開かれた強盗殺人事件の裁判員裁判で裁判員を務めた。

 首元に包丁を突き付け、腹部を何度も刺し、倒れた被害者を車でひいて走り去った。残酷な犯行に「被害者は2度殺されたようなもの」と憤りを感じたといい、「重い刑が言い渡され、裁く責任の重さも実感した」と振り返った。

(全文 1254 文字 / 残り 933 文字)

この連載企画の記事一覧