裁判員裁判10年(中)傾向 性犯罪に厳しい視線

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秋田地裁の主な裁判員裁判
秋田地裁の主な裁判員裁判

 「主文、被告人を懲役11年に処する」。昨年11月、秋田地裁1号法廷で開かれた裁判員裁判。性交目的で暴行し、けがをさせたとして強制性交致傷罪などに問われた秋田市の男に裁判長が言い渡した。検察側の求刑は12年。執行猶予のない実刑の場合、量刑は求刑の8割が相場とされるだけに、重い判決だった。

 市民感覚が判決内容に反映される裁判員裁判は、職業裁判官による裁判より量刑が重くなる傾向にあるとされる。代表的なのは性犯罪だ。秋田地裁では10年間で強制性交致傷(強姦=ごうかん=致傷)と強制わいせつ致傷の計8事件を審理。このうち5件は求刑の8割を上回り、求刑通りの懲役刑が科されたものも2件あった。

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連載企画:秋田の法廷は 裁判員裁判10年

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