大館の伝統工芸士が祭事の吊り桶修理 曲げわっぱ技術生かす

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吊り桶の修理に打ち込む佐々木さん
吊り桶の修理に打ち込む佐々木さん

 秋田県大館市の伝統工芸品「大館曲げわっぱ」の伝統工芸士、佐々木悌治さん(87)=同市中道=が、潟上市天王、男鹿市船越両地区の国重要無形民俗文化財「東湖八坂神社の統人(とうにん)行事」の祭事に欠かせない「吊(つ)り桶(おけ)」の修理に取り組んでいる。供物を盛る入れ物で、佐々木さんは曲げ物製造で培った職人技を生かし、長く使える丈夫なものを届けたい考えだ。「歴史あるものに関われて光栄」と話す。

 統人行事は、両地区の氏子が牛乗り、くも舞い、神社に供えるみそ造りなどを1年かけて行う奇祭として知られる。約千年前に祭事の原形ができたと伝えられ、一連の行事は1986年に国重要無形民俗文化財に指定された。

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