一箱古本市、小さな店先に出会い 魅力凝縮、秋田市新屋

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
一箱古本市の会場となった古民家・旧川口書店
一箱古本市の会場となった古民家・旧川口書店

 秋田市新屋の新屋表町通りにある古民家「旧川口書店」で先月、自ら持ち寄った古本をフリーマーケット形式で販売する「一箱(ひとはこ)古本市」が2日間にわたって行われた。安さや種類の豊富さ、店主との会話―。畳1畳分にも満たない一つ一つの小さな店先には、さまざまな出会いや魅力が詰まっていた。

 古本市は、同通り沿いを散策しながら買い物や制作体験が楽しめる恒例イベント「ものまちさんぽ~」に合わせて開かれた。同市飯島で古書店「灯(あかり)書房」を営む工藤秀典さん(62)の呼び掛けで昨年から始まり、2回目だ。

 今回は、県内外の古本市での出店経験がある工藤さんの仲間を中心に、4月20、21日の2日間で計11の古書店や古本愛好家が参加。文庫や雑誌、絵本、詩集をはじめ、写真集や仏典など幅広いジャンルの本が所狭しと並んだ。

(全文 1229 文字 / 残り 875 文字)

一箱古本市とは

 2005年、東京都文京区と台東区にまたがるエリアにある通称「不忍ブックストリート」で始まり、全国各地に広がったとされる。ミカン箱ほどの大きさの段ボールに古本を詰め、フリーマーケット形式で販売することからこの名が付いた。旧川口書店の古本市もこの取り組みを参考に開かれており、同様のイベントは県内にじわじわと広がっている。