県水産振興センターに稚魚生産施設完成

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マダイなどを育てる親魚棟
マダイなどを育てる親魚棟

 秋田県が2015年度から県水産振興センター(男鹿市船川港)に建設を進めていた稚魚を育てる栽培漁業施設が完成し、24日、竣工(しゅんこう)式が行われた。海水を循環利用できる最新の水槽を導入して低コスト化を図ったほか、多様な魚種の生産研究に対応できるコンパクトな水槽を増やした。

 県は、水産資源の維持、増大のため、稚魚の生産、放流に取り組んでいる。センターでは現在、県栽培漁業協会(男鹿市)と共にマダイやヒラメ、トラフグなど9種類の稚魚を生産。1980年に稼働した旧施設が老朽化したため、順次建て替えを行ってきた。

 施設は▽採卵するための親魚を育てる「親魚棟」(延べ面積997平方メートル)▽卵をふ化させて育てる「育成棟」(同1444平方メートル)▽トラフグなど稚魚生産の技術研究を行う「生産棟」(同996平方メートル)▽自家発電設備などを備える機械棟(同180平方メートル)▽トイレ棟―の5棟。トイレ棟のみ木造で、ほかは鉄筋コンクリート造り。取水、ろ過設備も整備した。内装や外装には一部秋田杉を活用した。総事業費は、国の補助金約12億円を含め24億5300万円。

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