ペンション後継者募集中 鳥海高原・「駒の王子」、市も支援

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ペンション「駒の王子」の外観
ペンション「駒の王子」の外観

 秋田県由利本荘市西沢の鳥海高原でペンション「駒の王子」を切り盛りする浅野弘紀(こうき)さん(79)、勝栄(まさえ)さん(74)夫婦が後継者を探している。高齢となり、今後も運営していくのは難しいと判断したため。地域の飲食店や宿泊施設が担い手不足で街から姿を消すことに危機感を持つ市も、事業が引き継がれるよう全面的に支援している。

 駒の王子は1994年に開業。木造2階建て(250平方メートル)で客室は四つあり、鳥海高原の豊かな自然を求める観光客が全国各地から訪れる。宿泊客のおよそ7割は県外客だという。

 自慢の一つが、夫婦で手掛ける料理。「他の宿泊施設にはなかなかない」と口をそろえる和洋折衷メニューは人気を博し、多くのリピーターを生んでいる。食事だけに訪れる客も多い。

 開業から25年が経過し、2人も年を取り、いつしか、将来への不安を抱くようになったという。

 「まだまだ経営していく自信はあるけど、これから先はどうなるか分からない。いつ倒れるとも分からない」と弘紀さん。「このペンションが好きで足を運んでくれるお客さんのためにも残したい」と話し、元気なうちに後継者を探すことを決めた。

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