防災無線、デジタル化進む 15市町村完了、迅速に情報伝達

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 防災行政無線の屋外スピーカー=男鹿市船川港
防災行政無線の屋外スピーカー=男鹿市船川港

 秋田県内で防災行政無線のデジタル化が進む。アナログ無線の廃止に対応するほか、情報伝達の迅速化を図ろうと、沿岸部9市町村は2017年度までに整備を完了した。内陸部でも整備の動きがある一方、代替手段で対応したり、事業費不足で廃止方針を打ち出したりする自治体もある。1983年の日本海中部地震から、きょう26日で36年。大規模自然災害が相次ぎ、災害情報を迅速かつ的確に伝える必要性が高まる中、各自治体は地域の実情に合った態勢を模索する。

 男鹿市の海沿いを巡ると、トランペット型の屋外スピーカーが目に入る。市は2005年、県内でいち早く防災無線のデジタル化に着手。今年3月末までに設置したスピーカーは149基で、能代市(163基)に次いで県内では2番目に多い。

 市では日本海中部地震による津波で遠足中の児童13人が命を落とした。迅速な避難が必要な津波に備え、観光客など屋外の不特定多数に情報を伝達する手段は欠かせない。市危機管理室は「防災無線の役割は大きい」と評価する。

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