時代を語る・尾形荘二(14)プロを諦め指導者に

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帝拳ジムの仲間たちと旅行先の箱根で(右から3人目)
帝拳ジムの仲間たちと旅行先の箱根で(右から3人目)

 23、24歳の頃から(元東洋ライト級王者の)小坂照男さんの部屋に同居し始めて、朝6時から帝拳ジムのプロ選手と一緒に最低10キロのロードワークをしたの。会社近くのラーメン屋でチャーハンか何かをささっと食べて、午前8時までに出社。夕方はまたジムで1時間ぐらい練習して、王子駅の近くでご飯を食べて部屋に戻った。駅近くにとんかつ屋とか洋食屋なんかがいっぱい出てきた頃でね。

 小坂さんには世話になっていたから、この人のために一生懸命ロードワークをやらなきゃ駄目だと思ったの。少しだけ先に行って速いペースで彼を引っ張ってあげるわけ。きつかったけど、苦しくなってきた頃にわざとそれをやって彼を強くしたつもりなんだ。一番暑い時だってウインドブレーカーを着て2人で走ったこともあったよ。

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