地方点描:地熱開発[湯沢支局]

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 湯沢市の高松、秋ノ宮にまたがる標高620~930メートルの山中に建設され、20日に営業運転を開始した山葵(わさび)沢(ざわ)地熱発電所を先日、取材で訪れた。設備の一部から吹き出す蒸気は、まるで大地の鼓動のよう。ほとばしるエネルギーを実感するとともに、地元産の電気が送電されていくことへの期待が膨らんだ。

 二酸化炭素の排出がほとんどなく、季節や天候に左右されないのが地熱発電の特徴。ただ、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の資料によると、国内の地熱発電所の発電能力(設備容量)は計52万キロワット(2017年度時点)で、国内の電力需要の0・3パーセントを賄う程度だ。国は30年までに設備容量を3倍に拡大する方針を示している。

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