Q&A:右折事故の特徴は

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大津市の事故の状況図(イメージ)
大津市の事故の状況図(イメージ)

 Q 最近、大きな交通事故のニュースをよく聞くね。小さな子どもが犠牲になった事故もあったけど原因は?

 A 滋賀県大津市で先月8日、車同士の衝突事故に巻き込まれ、保育園児2人が亡くなりました。事故が起きた場所は交差点で、右に曲がろうとしていた車(右折車)と真っすぐ進んで来た車(直進車)が衝突。その衝撃で直進車が信号待ちをしていた園児たちに突っ込みました。警察は事故の主な原因は右折車にあるとみていますが、専門家は「ドライバーなら誰にでも起こり得る事故」と指摘しています。

 実際に右折車が関係する事故は、県内でも多く起きています。秋田県警によると、右折に伴う人身事故(けがをしたり、亡くなったりする事故)は昨年1年間で101件発生。その8割に当たる82件は大津市の事故と同じく、右折車と直進車との衝突でした。

 Q 車が右折する時の事故が多いのはなぜ?

 A 交差点内にほかの車がいて見通しが悪かったり、横断中の歩行者に気を取られたりすることが理由として挙げられます。専門家は、車の多い交差点では右折専用信号を置くなどの対策を進めるほか、右折車のドライバー自身が「見えない所から直進車が来るかもしれない」と、危険を予測しておくことが大事だと指摘しています。

 Q 死亡事故は毎年、全国でどれぐらい起きているの?

 A 40年ほど前までは、毎年1万人を超える人が交通事故で亡くなっていました。車や運転する人が増えたのに、信号機や道路標識の設置が追いつかなかったことなどが原因です。最悪だった1970年には1万6765人が亡くなっています。国が法律をつくったりして交通安全対策を進め、犠牲者は徐々に減ってきています。それでも昨年は3532人が亡くなっています。

 Q 交通事故で亡くなる人はお年寄りが多いと聞いたけど…。

 A 昨年交通事故で亡くなった3532人のうち、65歳以上の高齢者は1966人と、全体の半数以上を占めました。一方、近年は高齢ドライバーが死亡事故を起こすケースも増えています。昨年は3099件の死亡事故が起きましたが、75歳以上の高齢ドライバーの過ちが最も重かった事故は460件ありました。全体の14.8%を占め、割合はこれまでで最も多くなりました。

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