ピンクモジャ:初参加!Bリーグアワードにドキドキ

お気に入りに登録

ピンクモジャのアウェー・ブースター通信(27)

 オールスターやチャンピオンシップなど、Bリーグのビッグイベントは軒並み体験済みの筆者が、リーグの発足以来初めて参加したもの・・・それはBリーグアワードショー。シーズンを締めくくる年間授賞式の観覧チケットの抽選に、幸運にも当選したのです。今年は3シーズン目にして初めてハピネッツから受賞者が出席するということで、何が何でも行きたいと願っていましたがバスケの神様に思いが通じたようです。

 まず悩んだのが服装です。開催要綱には「セミフォーマル推奨」の記載が。昨年プロ野球のNPBアワードに参加した同行者によれば、同アワードはドレスコードがありユニフォームは着用禁止。Bリーグはそこまで厳格ではなさそうですが、念のため、ピンクTシャツに黒ジャケットを羽織って参加することにしました。いざ会場の六本木ヒルズアリーナに足を運ぶと、女性陣は結婚式のようなワンピース姿がほとんどで、男性の中にはタキシード&蝶ネクタイも。ここは栄えある式典の場所なのだと改めて感じました。ちなみにNPBアワードではドラゴンズ坊やのTシャツを着ていた同行者も、この日はピンクのミニドレスで気合を入れていました。

母親…いや祖母目線で見守る

 司会者が登場し、スクリーンにレッドカーペットを歩く選手たちが映ると、観客のボルテージが一気に上昇。そしてなぜか私まで緊張し、救心が必要なレベルまで動悸が激しくなってきます。ハピネッツから出席するのは中山選手とK・コールビー選手の二人。それぞれスティール部門とブロック部門の1位に選ばれ、表彰されるのです。いつも落ち着いているKCはともかく、おらほのタクちゃんは大丈夫だべか・・・?気分は授業参観に来た母、いや祖母です。

あの名言で会場を沸かせた中山選手(左)ときりりとした表情のK・コールビー選手

 黒を基調としたスタイリッシュなスーツ姿でいつもと違った表情を見せる選手たちに観客はうっとり。Bリーグの三屋会長が、W杯・五輪の自力出場を決めた男子日本代表キャプテンの篠山選手(川崎)について、「篠山大先生の『日本一丸』はこれからの日本を表す言葉」と持ち上げると、篠山選手はカメラ目線で真顔を見せるお茶目っぷりで会場を沸かせました。振り返れば、ちょうど1年前の男子代表はまだまだ先が読めず、決して明るい状況ではありませんでした。そこから這い上がり、世界への切符を掴み取ったことを思うと感慨深いものがあります。8月から中国で開催されるW杯では、「日本一丸」の底力を見せつけてくれるはずです。

 年間チャンピオン賞などの発表が終わり、いよいよ秋田の2人が授賞される「シーズンリーダーズ」のコーナーに。張り切ってスマホを向けますが、ここで思いもよらぬ悲劇が起こりました。なんとKCも中山選手も、前列に並んだガードナー選手(新潟)やマブンガ選手(京都)の堂々たる体躯に隠れてしまい、こちら側からはまったく見えないのです。予想もしなかった状態に軽く絶望しましたが、気を取り直して中山選手のスピーチに耳を澄ませる私。果たして何を言うのかとドキドキしていましたが、プレゼンターの有森裕子さんの名言を借りて「自分で自分を褒めたいです」と100点満点のコメントを発したタクちゃん!素晴らしい!しかしこれはたしか1996年のアトランタ五輪での一言。94年生まれでちょうど2歳になったばかりの中山選手が覚えているはずはなく・・・まあ盛り上がったからいいですね。ちなみに写真はハピ仲間のケーさんが撮ってくれたもの。アワードが終わった直後のKC&タクのリラックスした表情が素敵です。

授賞式を終えてリラックスした表情も素敵

 後日、授賞式を動画で見返した私が一番嬉しかったのは、中山選手とコールビー選手が登壇する瞬間、「タクちゃん!」「KC!」と客席から声が掛かっていたことでした。平日の夜にもかかわらず秋田から上京したブースターも、そして2時間前から会場外で待ち続けたブースターもいたそうです。息子たちの晴れ姿を見に駆けつけたハピブーは、やはり「かあさんがた」なのだなァ、と胸が熱くなりました。

秋田ゆかりのあの人たちも登場

 またこのアワードで感じたのはBリーグと秋田との「縁」。年間MVPに選ばれたのは、秋田でプロデビューを果たした富樫選手(現・千葉ジェッツ)で、ビデオでは当時のHCを務めた中村和雄さんやハピネッツ前キャプテンの田口選手らが登場し、加入時のエピソードを語りました。私がハピネッツにはまったきっかけも実は富樫選手。初めてアウェー戦で見たとき、「なんて素早い動きなんだ」と驚愕したことを覚えています。今は日本代表の司令塔として、そしてリーグを代表するスターとなった富樫選手がまぶしく感じられました。

 2018−19シーズンはギリギリまで降格の危機にさらされたハピネッツですが、シーズンを終えて年間表彰に2人も選出されたというのはやはり誇らしいことです。年間ポイント数3位にキーナン選手が食い込んでいることも考えると、逆になぜこれだけのスタッツを上げているのにチーム成績が低迷したのか疑問に感じなくもないですが、次のシーズンこそはあまり私たちブースターをヒヤヒヤさせず、またこの授賞式に来たいと思わせてほしいです。

 シーズンは終わったばかりですが、早くも来季が楽しみで仕方ありません。昭和のプロ野球、平成のJリーグ、そして令和のBリーグ。大河チェアマンが語ったように、新しい時代に、プロバスケが国民的スポーツになりますように。

ピンクモジャのコラム一覧です