海外舞踏ファン呼び込もう 「鎌鼬」聖地・羽後でガイド本

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外国人舞踏家の目線で地域の魅力をひもといたガイドブック
外国人舞踏家の目線で地域の魅力をひもといたガイドブック

 羽後町DMO(観光地域づくり推進法人)を主導するトラベルデザイン(秋田市)は、住民と連携して秋田県羽後町田代地区に海外の舞踏ファンを呼び込む取り組みを進めている。第1弾として訪日外国人客向けのガイドブックを製作した。舞踏を核とした地域づくりや、農家に泊まって農作業を体験する「農泊」など、地域のこれまでの取り組みを生かして誘客を図りたい考えだ。

 同地区は秋田市出身の舞踏家・土方巽(1928~86年)を被写体とした写真集「鎌鼬(かまいたち)」の撮影地の一つで、町民有志が土方の資料などを収蔵する「鎌鼬美術館」を2016年に開館した。毎年秋には舞踏などを披露する芸術祭を開催しており、併催する舞踏ワークショップには海外から多くの舞踏家やダンサーが参加している。

 ガイドブックは町内の農家でつくる田代村体験協議会と同社が製作。舞踏ファンに訴求できる内容にするため、今年3月にフランスでダンスカンパニーを主宰する舞踏家メルビン・カッパレさんを招聘(しょうへい)した。同地区に1週間ほど滞在してもらい、土方の直弟子・小林嵯峨さんによる舞踏稽古を受けたり、そば作りや西馬音内盆踊りなど町の文化を体験したりして、外国人舞踏家の目線から地域の魅力をひもといた。

 A4判40ページで900部製作。日本語と英語を併記している。鎌鼬美術館や書店ミケーネ(南西馬音内)で無料配布している。

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