「爛漫」酒かすエキスが肌老化抑制 3団体共同研究で発見

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坂本バイオが共同研究で開発した「爛漫酒粕エキス」(左)と原料になった爛漫の酒かす
坂本バイオが共同研究で開発した「爛漫酒粕エキス」(左)と原料になった爛漫の酒かす

 健康食品や化粧品の原料開発・製造を手掛ける坂本バイオ(秋田市雄和、後藤考宏社長)は、秋田大と湯沢市の秋田銘醸との共同研究で、同蔵元の日本酒「爛漫」の酒かすエキスに肌の老化を抑制する効果があることを発見した。既に特許を出願。化粧品の原料となる「爛漫酒粕(かす)エキス」を開発し、化粧品メーカーとの取引を目指している。

 共同研究は2015年に始まり、「爛漫」醸造元の秋田銘醸は酒かすなどの提供、秋田大大学院理工学研究科の伊藤英晃特別教授(生化学)は酒かすが持つ効果についての研究をそれぞれ担当した。

 肌の老化を抑えるには、細胞の健康状態を良好に維持することが不可欠といわれている。研究では爛漫の酒かすに、加齢と共に減少する「ヒートショックプロテイン60(HSP60)」という特殊なタンパク質の産生を促す働きがあることが判明。

 坂本バイオは、酒かすや水が入った液体のろ過の仕方や抽出温度の調整など試行錯誤を重ね、抽出した液体に保湿剤を加えてエキスを作った。開発部の向山俊之部長(54)は「エキスは水溶性なので幅広く活用できる。今後も研究を続け、酒かすの新たな可能性を開拓したい」と意気込む。

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