遠い風近い風[伊藤伸平]平和だからこその旅

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 4月21日、衝撃的なニュースが飛び込んできた。イスラム教徒過激派によるスリランカの爆破テロ事件である。

 スリランカは、僕の好きな旅先のひとつ。2009年、それまで続いていた多数派シンハラ人(おもに仏教徒)と、少数派タミール人(おもにヒンズー教徒)の争いが終結し、国内は平和になった。シーギリヤロックやポロンナルワ、仏歯寺など世界遺産登録されるほど貴重な仏教史跡が数多くあり、ゾウやヒョウをはじめとする多くの野生動物が生きる自然が残り、世界に知られる紅茶の産地でもある国。平和になった後は、世界中から注目を集める旅先となり、日本人旅行者も順調に数を増やしていた。それだけに、なぜテロが……という思いが心をよぎる。

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