イージス説明会に批判や疑念 やりとりかみ合わない場面も

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防衛省側の説明に対し、市民から質問が相次いだ説明会=9日、秋田市文化会館
防衛省側の説明に対し、市民から質問が相次いだ説明会=9日、秋田市文化会館

 地上イージスの陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備を巡り、防衛省は9、10の両日、秋田市文化会館で住民説明会を開いた。8日に演習場近くの勝平地区で開いた説明会と同様、適地調査の報告書に事実と異なるデータが記されていた問題に市民の質問が集中。批判や疑念の声が続出した。

 2日間で延べ約200人が参加。防衛省からは伊藤茂樹・東北防衛局長、五味賢至・戦略企画課長らが出席した。

 10日は冒頭、防衛省職員が居眠りしていたことに対し、市民から厳しく非難する怒号が飛んだ。調査結果を見直した上で説明するよう求める声も上がったが、五味課長が「初めて聞かれる人もいる。誤りの経緯を含め説明させてほしい」と述べ、押し切る格好で説明会を進めた。

 質疑では、男鹿市の男性が同市の「秋田国家石油備蓄基地」から本山山頂への仰角が実際は約4度なのに約15度とした誤りを問題視。「本当にケアレスミスなのか。誤ったデータとの差が大きく、余りにもひどい。最初から新屋と決まっていたのではないか」と指摘した。「今回のミスは他の候補地を落とすためのうそだ」「全く信用できない」との意見も上がった。

 これに対し、五味課長は新屋演習場の代替候補地を調べた国有地19カ所について、インフラなどの問題から「不適だと考えている」と重ねて主張。新屋を候補地とする構えを崩さなかった。

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