短歌と暮らす:空き家を詠む 喜びに出合えた瞬間

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庭の木々を見上げる平島さん。住み慣れたわが家の未来を、常日頃考えている
庭の木々を見上げる平島さん。住み慣れたわが家の未来を、常日頃考えている

泪色していた空き家に人住みて夜にきはだつ灯のあたたかさ

平島律子(男鹿市)


 空き家を見つけると、平島律子さん(75)=男鹿市船越=は考える。「この家には、どんな人が住んでいたんだろう」「幸せだったろうか」と。空き家の問題は、いずれ自分にも訪れる未来のこと。決して人ごとではない。だから、気になる。

 「例えば今はにぎやかな家も、いつかは家族が2人になり、1人になって空き家になる。これは家を持つ人全てに共通する問題だと思います。もちろん、私の足元にも迫っていることです」

(全文 1203 文字 / 残り 970 文字)

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