時代を語る・あゆかわのぼる(2)苦労掛けたおふくろ

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
下浜の自宅前で母や2人の兄と(右端)
下浜の自宅前で母や2人の兄と(右端)

 昭和13(1938)年9月28日、由利郡下浜村羽川、今の秋田市下浜羽川で生まれましてね。7人きょうだいの末っ子と聞いていますが、物心ついた時には、おふくろのリヨと兄貴2人、私の4人家族でした。おやじの惣吉は早くに他界。長男惣一は南方の島で戦死、女きょうだい3人は生後間もなく栄養失調か何かで亡くなったようです。

 昔、貧乏な農家のことを「五反百姓」と言いました。うちの田んぼは、それより狭い3反歩(約30アール)ぐらいしかなかったんじゃないですかね。しかも沢田や谷地田で、米もあまりよく取れませんでした。ただ、おやじの惣吉が大工だったからなのか、自宅はぼろ家ながら、結構広かったのを覚えています。

(全文 768 文字 / 残り 470 文字)

この連載企画の記事一覧