遠い風近い風[宮田陽]芸名

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 私が所属する落語芸術協会では、先月3名の新真打ちが誕生した。噺家(はなしか)=落語家=さんにとっては、見習い→前座→二ツ目という階級を経て、平均15年ぐらいでたどり着く長い道のり。そして真打ちになると、ようやく一人前の噺家と認められ、周りからは「師匠」と呼ばれるようになるのだ。

 ちなみに、我々のような色物(落語以外の芸人)は、寄席の世界では「先生」と呼ばれる。噺家さんと区別するために、いつの頃からか便宜上使われるようになったそうだが、最初は先生と呼ばれるのが恥ずかしくてしょうがなかった。自分が先生なんてとんでもない!と。

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