時代を語る・あゆかわのぼる(12)熾烈な批評に大反論

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酷評された詩が載った昭和44年5月発行の「亜土」14号(右)
酷評された詩が載った昭和44年5月発行の「亜土」14号(右)

 和光薬品の出張所を開設するため、大館市から青森県弘前市に転勤すれば、詩作はあまりできなくなるだろうなと想像していました。秋田市や大館市、鹿角市などの仲間とつくった同人誌「日本海詩人」への投稿は続けるだろうけれど、仲間とあれこれ語り合う機会がなくなり、おのずと詩作から遠ざかるような気がしたんです。

 ところが弘前出張所を設け、一日も早く軌道に乗せようと仕事が忙しくなればなるほど、詩作への思いがふつふつと湧き起こってきましてね。そこで弘前の新聞社に「(30歳の)私と同年代の詩人グループを紹介してもらえませんか」と問い合わせたんです。間もなく連絡がありました。「一緒にやろうじゃないか」と。私と年代が同じ同人が10人ほどいる「亜土(あど)詩会」というグループからでした。

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