消防車両30台「過積載」か 装備増え1トン超過も

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県内8消防本部で過積載が疑われる状態だった消防車両。横手市消防本部では一部の資機材を降ろし、違法状態を解消した=横手市条里
県内8消防本部で過積載が疑われる状態だった消防車両。横手市消防本部では一部の資機材を降ろし、違法状態を解消した=横手市条里

 秋田県内8消防本部で今年、消防車両少なくとも30台が車検証記載の車両総重量を超え、道路交通法で規制される「過積載」が疑われる状態だったことが、各本部への取材で分かった。21日現在、5本部で少なくとも17台が稼働している。現場対応の効率性を優先し資機材を積み増しているが、車検証の数値を1トン以上超えた状態の車両もある。県警は重量超過について、事故の可能性が高まると指摘している。

 県外で同様の事例が明らかになったことを受け、県内全13本部のうち8本部が昨年11月以降、消防車両の重量を計測し直した。その結果、車検証の車両総重量を50~1150キロ超過する車両があった。

 車両総重量とは、車体の重さと、車両に積める荷物の重さの上限「最大積載量」、乗車定員分の重さ(1人当たり55キロ)を加えた量。各本部によると、消防車両の総重量は種類によって異なり、数トンから大きいもので10トンを超える。

 超過した消防車両は、新車登録後にホースやはしごなどの資機材を積み増したことで、最大積載量を超える過積載になったとみられる。

 県警は「車両総重量を超過している場合、過積載の可能性が高い。新車登録後に増やした資機材は積み荷と捉えられる」と指摘。重量超過の罰則には、6カ月以下の懲役か10万円以下の罰金がある。

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