時代を語る・あゆかわのぼる(13)仲間の詩に圧倒され

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江良さんらとともに名を連ねた亜土叢書4「影の島」(左)
江良さんらとともに名を連ねた亜土叢書4「影の島」(左)

 私が入会した青森県弘前市の「亜土(あど)詩会」には、すごい詩を書く同人がいました。印象深いのは私より五つ年上の江良正三(えらしょうぞう)さん、もう1人は同い年の泉谷明(いずみやあきら)さんです。

 江良さんはクリーニング屋さんを経営しててね。仕事とは別に詩がよほど好きだったんでしょう。人の死を見つめた作品が多く、じんわりと胸に染み入ってくるんです。私は物事をありのままに表現する「リアリズム(写実主義)」から出発しているためか、死生観の詰まった江良さんの詩には、心を揺さぶられました。

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