「お産空白域」で暮らす妊婦の不安や苦労 車移動、急な陣痛…

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2018年12月に出産したわが子を見守る安田さん=男鹿市の船川北公民館
2018年12月に出産したわが子を見守る安田さん=男鹿市の船川北公民館

 秋田県内には今、地元で出産できない女性たちがいる。近くにお産を扱う産科がないためだ。遠方から健診に通って出産に備えなければならない妊婦や家族にとっては、車での移動や陣痛が起きた時の対応など心配なことが多い。産科のない地域に住みながら出産を経験した人たちに、当時の思いを聞いた。

 「冬道だったので、車がスリップしないか心配だった」。2016年12月の深夜、出産のため男鹿市船越の自宅から秋田市の産科へ車で向かった時のことを、安田愛さん(32)が振り返る。

 出産予定日を数日後に控えた夜、陣痛のような張りを感じた。初産だったので陣痛かどうか判断が付かなかったが、万一のことを考えて病院に連絡、家族の運転する車で秋田市の産科に向かった。

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