トヨタの風(1)東北集約、参入の好機

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小型車を生産する宮城大衡工場。数千点もの部品が組み付けられる
小型車を生産する宮城大衡工場。数千点もの部品が組み付けられる

 トヨタ自動車東日本(本社宮城県大衡=おおひら=村)が2020年12月に静岡県の工場を閉鎖し、車両生産を東北に集約するまで1年半となった。県内ではトヨタグループと取引のある自動車部品製造の大橋鉄工秋田(横手市)を中心に、複数の企業が連携してトヨタ東日本に部品を納入する計画がある。同社の調達活動の姿勢や本県企業との取引の現状は―。「トヨタ」の風が吹き始めた今、本県の自動車産業の可能性を探った。

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 多くのロボットによって自動化されたライン。ルーフやボンネットなど自動車1台当たり4千カ所の溶接が行われ、次々に車体の骨格が形づくられていく。

 トヨタ東日本の宮城大衡工場での溶接工程。その後の塗装に続く組み立て工程では、シートやハンドルといった内装品、電気配線、エンジンなど1台当たり数千点もの部品が人と機械によって組み付けられる。いくつもの厳しい検査を経て、完成車として出荷される。

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