ハタハタ漁自由化を直訴 近藤武兵衛没後200年式年祭

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近藤武兵衛の功績をしのび顕彰碑前で行われた神事
近藤武兵衛の功績をしのび顕彰碑前で行われた神事

 ハタハタ漁の自由化を秋田藩に直訴した義民・近藤武兵衛(ぶへえ)の没後200年に合わせた式年祭が30日、男鹿市船川港金川の金川八幡神社と上金川公民館で開かれた。住民ら約30人が集まり、武兵衛の功績をしのんだ。

 天明年間(1780年代)、ハタハタ漁は特定の網主による地引き網漁のみが藩に公認されていた。金川村の肝煎(きもいり)だった武兵衛は飢饉(ききん)で困窮する村民を救うため、より手軽な手繰り網によるハタハタの自由操業を藩に直訴し、入牢(にゅうろう)処分を受けたとされる。

 武兵衛は1819(文政2)年、失意のうちに死去したが、その後も金川村民が強訴するなど自由化を求める声は高まり、35(天保6)年に藩は永久自由化とした。金川八幡神社境内には、地元住民らが武兵衛の功績をたたえて41(同12)年と1977(昭和52)年に建立した二つの顕彰碑が並ぶ。

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