鹿角出身・比レイテ島で戦死の男性 日章旗が遺族のもとへ

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田嶋三藏さんの日章旗を見ながら言葉を交わす孝市さん(中央)ら遺族たち
田嶋三藏さんの日章旗を見ながら言葉を交わす孝市さん(中央)ら遺族たち

 太平洋戦争中にフィリピン・レイテ島で戦死した秋田県鹿角市十和田大湯出身の田嶋三藏さん=当時(24)=が戦地に持っていった日章旗が米国で見つかり、5日、遺族に返還された。おいの田島孝市さん(64)=鹿角市十和田大湯=は「古里に帰りたいという本人の一念があったから、74年ぶりに自分たちの手元に戻ってきたと思う」と話した。

 三藏さんは5人きょうだいの次男。県遺族連合会によると、陸軍野砲兵第8連隊所属で1944年にレイテ島に上陸した。日本海軍の連合艦隊が壊滅した同年10月のレイテ沖海戦を機に戦況が厳しくなり、敗走を続ける中、逃げ込んだ山中で45年6月に死去した。日章旗は米兵が戦地から持ち帰っていたという。

 米兵だった父親から日章旗を譲り受けたという米テキサス州のピート・ゴーバーさんが遺族への返還を希望した。旧日本兵の遺品返還活動に取り組む米NPO「OBON(オボン)ソサエティ」を通じて届けられた。

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