「美味」クニマス、山梨の特産に? 「完全養殖」を実現へ

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
照明を落とした水槽の中で泳ぐクニマス=山梨県富士河口湖町
照明を落とした水槽の中で泳ぐクニマス=山梨県富士河口湖町

絶滅したと考えられていた秋田県仙北市・田沢湖の固有種クニマスは2010年、山梨県の西湖(さいこ)で約70年ぶりに確認され、上皇さまが記者会見で「奇跡の魚(うお)」と表現されたことで注目を集めた。かつては高級魚として重宝されたクニマス。山梨県では人工ふ化の研究が進んで「完全養殖」を実現、食材や観光資源としての活用にも期待が高まる。

 田沢湖では江戸時代からクニマス漁が盛ん。「魚1匹米1升」と形容されるほど高価で、主に贈答用として出産祝いなど特別な日に食べられ、貴重な収入源だった。「ホリ」と呼ばれる漁場は漁業権を持つ家が世襲で受け継ぐ仕組みで、父がクニマス漁師だった三浦久さん(70)は「良いホリをいくつか持った家は一生食べていけた」と解説する。

(全文 1094 文字 / 残り 771 文字)

秋田の最新ニュース