能代署「追跡適正だった」 深浦車転落事件から1カ月

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崖下から男女2人の遺体が見つかった現場。中央左はクレーンでつり上げられる車両=6月11日、青森県深浦町
崖下から男女2人の遺体が見つかった現場。中央左はクレーンでつり上げられる車両=6月11日、青森県深浦町

 青森県深浦町の崖下に乗用車が転落し男女2人の遺体が見つかった事件は、9日で1カ月を迎える。転落死した容疑者の会社員男性(39)=秋田市東通1丁目=の車をパトカーで追跡した当時の状況について、能代署は「署員への聞き取りや無線の通話記録などから、捜索に当たった署員は捜索対象を刺激しないよう行動しており、追跡は適正だった」とした。

 秋田県警は先月9日、転落前の容疑者が「女を殺した。俺も死ぬ」と知人らに電話した状況などから、緊急配備を敷いて行方を追っていた。同署によると、パトカーの署員2人が同日午後5時20分ごろ、八峰町の道の駅はちもりの南側駐車場に容疑者の車と似た車が止まっているのを発見。車内の様子は分からず、北側駐車場に入って方向転換や無線連絡をしていた間に車が急発進した。追跡時、赤色灯を付けていたがサイレンは鳴らしておらず、車間距離も保っていたとしている。

 容疑者の車は、署員の発見から5分後の同25分ごろ、深浦町の飲食店駐車場から約40メートルの崖下に転落。車の近くで、首を絞められた飲食店従業員の女性(32)=能代市落合字古悪土=の遺体が見つかった。

 県警は、容疑者が交際を巡るトラブルから、女性を殺害後、自殺を図ったとみて裏付けを進めている。転落前の2人の足取りや殺害場所についても引き続き調べている。

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